「催眠にかかる」ってどんな感じ?

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「催眠にかかる」って、どんな感じなのか

催眠音声を聴いていて「催眠に掛かることができました!」と成功体験に至れる人は多いわけだが、ところで「催眠にかかった」という感覚はどんな感じなのだろうか?

催眠に掛かることができないでいる人にとっては完全に未知な感覚だろうし、もしかするとそこに恐怖心を抱いてしまっているかもしれない。

催眠によってマインドコントロールされてしまい、自分の意識とは関係無しに身体が動いてしまったり、もはや意識すらも乗っ取られてしまったり……という漫画的な現象はそもそも発生しない。

今回の記事は催眠による不安を取り除いてやるということではなく、「あ、この状態も『催眠』なんだね」という答え合わせ的な内容として理解してもらいたい。

「あ、これも『催眠』なんだ」

「この感じも『催眠』によるものなんだな」

といった具合に『催眠』の成功経験を積み重ねていくことで、『催眠』に対しての抵抗感が薄れてゆき、さらに『催眠』を楽しむことができるようになっていくと思うんだな。

ドライオーガズム=催眠成功 という初歩的な勘違い

催眠オナニーの目標の一つといえば、やはりドライオーガズムへの到達だと思う。

催眠音声を聴いてみようと興味を持つ人のほとんどがドライオーガズムを体験してみたいと思ってのことだろうだからな。

しかし初めて催眠音声を聴いてドライオーガズムに到達するというのは非常に希有な話しで、性感を誘導されてもほとんど何も反応できないで終わってしまうことがほとんどだろう。

俺もそうだった。

カウントダウンで「ゼロっ!」と叫ばれた時にドライオーガズムで絶頂するという話しだったが、なにも起こらなかった。

鳩が豆鉄砲でも撃ってくれたら良かったと思うくらいに、まるで何も起こらなかった。ポカーンとしてしまったのをよく覚えている。

こういう経験を誰しも踏んでいると思うし、これからも誰しもが経験することになると思う。

ただこの状況というのは『催眠に掛かることに失敗した』というわけではなく、正確には『ドライオーガズムに失敗した』というものでしかない。

何度でも言うが、最初からドライオーガズムは無理難題に過ぎるので失敗して当然、割り切っておこう、無理だ、諦めろ。

けれども『催眠導入パート』で深呼吸を促され、丁寧に全身の力を抜かされ、深くリラックスすることは叶わなかっただろうか?

股間は固くはならなかったかもしれないが、全身は驚くほど弛緩し、リラックスすることはできなかっただろうか?

「全身の力が抜けて、もう動くことができませんよ」と言われて、素直にその状況を受け入れなかっただろうか?

そこに自発的な意思があったとしても、その身動きできない(身動きしない)状況を受け入れて実行した時点で、それは被催眠状態の最初の小さな一歩になっているということを知っておいてもらいたい。

最初の一歩を踏み出したという理解と経験があれば、次の一歩を踏み出すことは少しだけ容易になってくれるだろう。

◆ドライオーガズムに達するためのコツをまとめた記事はこちら

『催眠』に掛かった時の主な状態一覧

ここからは催眠に掛かった時の身体の状態を列挙していく。

思い付く限りで書き殴っていくが、人によってはもっと別な被催眠感覚があると思うので一例として眺めてみて欲しい。

これまで催眠音声を聴いても催眠に失敗してばかりだと思っていた人でも、感じたことのある感覚があるかもしれない。被催眠状態として成功していた部分があるのに、見逃していたかもしれないな。

◆催眠に掛かるためのコツをまとめた記事はこちら

身体がポワ~っと温かくなる

吸ってー吐いてーって深呼吸を繰り返しているうちに、段々と身体が温かくなってくる感覚がある。

これは実際に腹式呼吸を繰り返すことで腹筋等が大きく動き、またリラックスすることで毛細血管が広がるので当然と言えば当然の状態ではあるので、被催眠状態の一つとして数えるのはどうかという意見もありそうだが、催眠導入をきちんと受け入れたからこその状態なのだから、これも被催眠状態の一つとして数えるべきだと思うのだ。

ちなみに寒い冬の日など、室温が低い状態でリラックス状態となると身体が冷えてしまうこともあるので室温管理しておくと良い。

全身の力が抜け、深くリラックスした状態になる

簡単な深呼吸によって自分を落ち着けようと試みたことは、これまでの日常生活の中にもたくさんあったと思う。

しかし被催眠状態でのリラックス状態というのは、もう一つレベルが高い次元で深いリラックス状態にあり、手や足の指すら動かすのが億劫に感じるほどのものになる。

完全に脱力した状態は気持ち良いというか、非常に楽な状態だと思う。

余計な力みなどが無いのだから、無駄なエネルギーを消費しなくて良いのだ、楽で当然だ。

この深いリラックス状態になることができるということは、語り手の声に従って催眠や暗示を受け入れる準備が整い出しているということになる。

何かに包まれているような感覚になる

身体の力が抜け、弛緩している身体状態ばかりがリラックス状態というわけではない。

意識的なリラックス状態というのもあって、これは個人個人がそれぞれにイメージする『一番安心できる状況』を元にしている。

被催眠状態になることで意識の根底にある『あなたの一番安心できるイメージ』が発現してくると考えると良い。

どんな状況が安心できる状況なのかというと人それぞれになってしまうので、人の数ほど解があるが、いくつか挙げていきたい。

まず「何かに包まれているような感覚」。

真っ白な繭に包まれているかのような感覚が安心できるという人は、被催眠状態でそのような感覚になることがあるだろう。

触っても痛くない柔らかい繭に包まれている感覚というと、胎児の頃に母親のお腹の中にいた頃のような感覚なのかもしれない。

肌表面が硬直し、固い皮膚に包まれているような感覚になる

これも『あなたの一番安心できるイメージ』の一つだ。

肌が硬直して鋼のようになり、鉄壁の防御状態。

そんな完全防御の皮膚の中にいることが安心という場合なのかもしれないな。

同時に『万能感』のようなものを感じていることもあるかもしれない。

自分自身への自信が強い人などはこの状態になりやすいかもしれないな。

身体が心地良く痺れていく感覚になる

全身の毛穴が開き、ブワ~っと痺れるような感覚が広がっていくことがある。

鳥肌が立つ状態と似ていて、それが体中に伝播していって全身がゾワゾワしてくるものだ。

痺れの波はすぐに引いてしまう人もいれば、そのままさざ波のように身体を巡っている人もいるそうだ。

俺はすぐに引いてしまうな。

ゾワゾワっと来たら、その感覚に逆らうことなく受け入れるようにするとリラックス状態が捗るように思う。

首から下の感覚が無くなる

手足がだんだん重くなって~

手足の感覚がだんだん無くなっていく~

という暗示誘導に習って、そういう感覚になることは何度もある。

まるで首だけの存在になってしまったかのようで、ちょっと面白い。

それでいてその生首な状態が心地良く思えるのだから不思議だな。

全身の感覚が無くなる

首から上、頭の感覚すらも喪失してしまい、もはや肉体が消えてしまったかのような状態だな。

肉体の輪郭がわからなくなると言った方が正しいかもしれない。

氷が溶けるように床に染み出ていくわけではなく、蒸発して気化するように身体が消えていく感じだ。

意識だけがその場に留まり続けていて、霊魂として浮かんでいるような感覚だ。

身体の重さを感じなくなる

全身の感覚が無くなり、意識だけの存在としてフワフワしている感覚だな。

当然、身体の重みなんかは感じない。

重力を感じなくなる・浮かんでいる感じになる

同上。

天地が逆転した感じになる

意識だけの存在となってフワフワし始めると、想像力が勝手に働いて、意識が飛びたってしまうのだろうな。

それでも少しだけまだ不安があるので元の場所から離れられないでいるという、なんだか地縛霊みたいな状態。

フワフワと浮かんで自分の姿を探して、自分の姿を見下ろすようにして空に背中を向け、天地逆転の状態へと。

もはや上下左右の感覚のない世界にいる感じになる

意識だけの存在になってから、吹っ切れたパターン。

好き勝手にイメージの世界を飛び回っているので、天地の感覚も無いし、方向の感覚も消える。

楽しい。

空から落下し続けている感覚になる

さらに催眠や暗示の効力を強めるために『深化させるイメージ』を唱えられた際に、よくあるのが空から落下しているイメージ。

スカイダイビングなどをした経験が無くても、なぜか誰でもイメージできちゃうのが空からの落下イメージなので、よく使われるな。

落下イメージを用いて、実際にどんどん空から落下している感覚に浸ることができるようになると、催眠イメージの中に没入できているということになる。

海底へと沈み込んでいっている感覚になる

これは空からの落下イメージの亜種。

海底へと沈み込んでいくイメージを浮かべ、そのイメージの中に没入しましょうねというものだ。

海の中、水の中なので息ができなくて苦しいはずだが、この辺は先回りして「海の中なのに不思議と苦しくないです」と言葉が添えられているはずだ。

意識がぼんやりしてくる

というか、ぼんやりしている状態=トランス状態(被催眠状態)なので、そのまんま。

語り手の声に集中しているのが半分、なにも考えずにいるのが半分、ボケ~っとしている状態だ。

まぶたが重く、痙攣してくる

まぶたは催眠に限らず、精神的な影響などを受けやすい箇所となっている。

ただし催眠音声を聴く場合にはベッドに横になって、目を瞑った状態で聴くことが多いので、この状態に遭遇することは少ないだろう。

作品によっては天上の一点を凝視するように指示がなされているものもある。その天上の一点を凝視しているうちに、だんだんとまぶたが重くなり、やがて目を瞑ってしまい、もうまぶたを開けることができなくなってしまう、そんな具合だ。

そんな特殊な一例を覗けば、この状態は催眠実演ショーなどで催眠術師から直接催眠術を掛けられるようなシチュエーションで現れるものと思う。

視点の焦点が合わなくなる

これも催眠音声では特殊な部類に入るので省略。

視界が薄暗くなってくる

同上。

涙が溢れてくる

これはリラックス状態によって全身の筋肉が緩むのに合わせ、顔の表情筋、さらには涙腺も緩むからだ。

また普段から抑圧していた感情が表に出てきた事による影響という場合もあり、催眠療法を行う中ではままあることなのだとか。

涙を流すことは、それ自体にストレス発散効果があるし、気が緩む場面でもある。

詐欺師なんかはこの部分を上手に突いてくるので注意が必要だが……全く別の話なので割愛する。

呼吸が深く、遅くなり、それでいて苦しくない

身体から不要な力みが無くなり、精神的にも安定したリラックス状態となると、酸素の消費量が減るので呼吸自体が楽になる。

水中にどれだけ深く潜るのかを競う「フリーダイビング」という競技でも、酸素の消費量を抑えるために潜水中はリラックス状態を保つものらしい。俺はやったことがないのでわからけどな。

これと合わせて腹式呼吸による呼吸法とで、呼吸は深く、ゆっくりとしたものになっていく。

実際に本当に長く時間をかけて息を吸い、そして同じくらい長い時間をかけてゆっくり息を吐くようになり、変化の幅はかなり大きい部分だ。

が、その状態にいる時はあまり気付かないな。

呼吸というものに普段から無自覚なのだし、仕方ないが。

周囲の音が聞こえなくなる

語り手の声に集中しているからこその賜物だな。

イヤフォンやヘッドフォンの遮音性が良いのかもしれない。

いやはや、こちらも催眠音声ではあまり遭遇したい状況かもしれないが、「音楽」や「環境音」を利用したアンビエントな催眠手法を使った催眠音声では、いついつの間に音の存在を気にしなくなっているという状態にはなっていくことがある。

同じ曲調であるから、いつも聴いている環境音だから、といったことで脳は、意識しなくても良い音として認知するようになっていく。そのためにこの状態が発生しうる。

作業用BGMなどの類いもこの性質を利用したものだ。

波の音が聞こえてくる

リラックスした状態というのが、全くの無音によって感じられる人もいれば、遠くで波の音が聞こえているくらいがリラックス状態だと理解している人もいる。

むしろ全くの無音はストレスだと感じている人もいるくらいなので、波の音などを無意識にイメージして聞こえているつもりなるということがある。

他にも木々の葉が風に揺れる音、しとしとと降り続ける雨の音、街のにぎわい……多種多様なパターンが想定される。

あくまで無意識に聞こえているつもりになっている音でしかないが、映像を伴って喚起されてる場合もある。

またイメージ誘導された映像から喚起される逆のパターンもある。

懐かしい音が聞こえてくる

同上。

世界との隔絶感を感じる

世界から切り離されたような感覚を得ることで、むしろ心の負担が解消されているのだろうな。

少し人間関係に疲れていたり、どうしようもない学校環境や会社環境から距離を置きたいと無意識に思っていた場合など、それらを切り離して解放された感覚になるのかもしれない。

それに催眠音声では「語り手と視聴者の二人だけの世界だよ」と一言添えられていることも少なくない。

気付かないうちに二人きりの世界にハマり込んでしまっていた結果、世界との隔絶感に酔っていたりする具合だ。

二人きりしかいない世界なのだから、抑圧された(性的な)感情を思いっきり解放しても良いのだと、そんなように誘導されることも少なくない。

抑圧された(性的な)感情については、語り手はすっかりと見抜いてしまっている状態で、すでに秘密が秘密では無くなっているという状況だったりだ。

……フェチ系の風俗店に入った時の感覚に似ているよな。

孤独感に包まれる

ほとんど一つ上の項目と同じ内容だが、ともかくも「孤独」を積極的なリラックスイメージとして認識している場合になる。

学校関係者からすると「孤独」という言葉は唾棄すべきものなのかもしれないが、のんびりと一人の時間を満喫するのも悪くないと思うのだけれど。

そんな孤独を満喫する余裕さにリラックスイメージを持っている場合には、そんな雰囲気に包まれることもあるだろう。

いろんな感情が湧き上がるが、正直どうでもいい感じ

リラックスすると共に抑圧された感情が飛び出してきてしまい、その一瞬はさまざまな感情に翻弄されるかもしれないが、リラックスが勝り、正直なところどうでも良くなる。

高い山の上からの見晴らしや、水平線を眺められる海を眺めていると、小さな悩みなんてどうでも良くなってくる気がするが、まさにそんな気分へ。

懐かしい匂いを感じる

これまで視覚や聴覚について述べてきたが、同じように臭覚に関連したリラックスイメージを持っている場合にはそれが呼び起こされることがあるだろう。

俺はほとんど感じたことがないので、どんな匂いを想起するのかわからないが、鎮静作用のあるラベンダーの香りとかがそうなのだろうか?

それとも温泉宿の露天風呂からするヒノキの香りだとか。

母親の匂いなどもそうなのかもしれないな。

催眠音声ではないが、耳舐め音声などで女の子が近くに寄ってきた時に、ふっと女の子の甘い匂いを思い出したりすることがあるな。そういった感覚と近いのかもしれない。

懐かしい映像(風景)を思い出す

これは先ほどから何度か似たような内容を述べているので省略。

漠然とした安心感に包まれる

これはそのまんまだな。

幽体離脱したような感覚で客観的に自分を見下ろしている

最初の方に述べた内容とほぼ一緒で、身体を離れたイメージのままにゆらゆら漂っているパターンの一つだろう。

日常の忙しさに追われ、周囲を見渡す余裕や、自分の言動を客観的に省みる余裕が無くなってしまっていたことを悔いる気持ちが無意識にあったのかもしれない……というのはこじつけに過ぎるな。

とりあえずホワホワ浮かんでいる気分でいるのだろう。

溶ける

自分自身の身体の輪郭が溶け出し、身体が溶け出してしまう。

浮遊感を得るのに似ているのは、どちらも「身体の感覚を無くしてしまう」という点だろうな。

身体を溶かして、世界に溶け込んでしまった状態なら、意識だけの感覚で世界を飛び回れるという意味でも浮遊感を得ることと相違ない。

幸福感に満たされる

リラックスできることは気持ち良いことだし、幸福なことだ。

それが催眠によるリラックスでも何も違いはない。

「催眠」にかかった時の状態 まとめ

「昔、窓辺に座って風の音を聴いていた時、とてもリラックスできていたな」という体験があり、それを無意識が覚えていたとすると、被催眠状態になった時にそれを思い出すことがあるかもしれない。

自分が窓辺に座っている光景として思い出すかもしれないし、風の音を思い出すかもしれない。その窓辺から見えていた風景を思い出すかもしれないし、風と共に吹き込む草木の匂いを思い出すかも知れない。

これらは人それぞれな被催眠状態の現れ方であって、もっと別の状態を示す場合も考えられるし、今回挙げた例は被催眠状態の初歩的なものばかりだ。

改めて、今回の内容は、催眠に掛かった状態とはどんなだろうか? という催眠初心者向けになっている。

「あ、この感じだったら感じたことがあるよ。あれも催眠の効果だったんだね」という具合に、被催眠状態になることができていたという成功体験を得るための足掛かりにして貰いたい。

また被催眠状態になった時に想起したイメージなり、音なり、感覚なりは、次に被催眠状態になろうとする時に自発的に思い出してやることで催眠導入を近道することができるようにもなるので、せっかくなので想起したものを覚えておくと良い。

○催眠スクール~催眠にかかる為の催眠音声~

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