オナ禁の長期化は危険がいっぱい?

8月 14, 2018

オナ禁を長期間続けた場合の危険性

『オナ禁』を長期間続けることによって身体にさまざまな好影響を与えると言われている。

長い人の場合は100日以上のオナ禁生活を続けていたりもするな。

仙人のような禁欲生活を続けることで、身体に休息を与え、身体から毒素を吐き出させるようなものなのだが、そんなに長期間オナニーを禁止してしまって本当に大丈夫なのかと心配になることだろう。

特に男の場合は射精しない期間が続くと、寝ている間に古くなった精液を体外に排出する『夢精』という現象が起きるほどなのだ。

適当な期間ごとに射精する方が健康的であると考えられなくもないが、ともかくも今回はオナ禁を長期間続けた場合のデメリットについて紹介したい。

男性ホルモンが減少してしまう

男性ホルモン

男性ホルモンが減少するというのはオナ禁のメリットでもありデメリットでもある点だ。

男性ホルモンの影響で男性型脱毛症(AGA)が加速するというのだから、男性ホルモンの分泌を減らすことでそれを抑制する効果を期待できるだろうと考えられるのだが、男性ホルモンの効果はさまざまだ。

・筋肉増強

・男らしい身体の形成

・骨の形成を促進

・内臓脂肪の燃焼促進

・意欲的になる

などなど

認知機能や瞬間的な判断力(直感力)などにも好影響を与えるものなので、薄毛防止のためだからといって安易に男性ホルモンの分泌を抑制するのは考え物だ。

早漏になってしまう

早漏

射精感が高まってきた時、小便を我慢するように股間付近に「グッと力を込めて」我慢すると思う。

この時「グッと力を込めて」いるのはPC筋と呼ばれる筋肉だ。

なにも射精を我慢するためだけに存在している筋肉ではなく、排尿を我慢する際にも使われているものだが、強力に使われるのはやはり射精の際。

射精の際には我慢の限界までPC筋を収縮させて、そうしてから射精に至ることで精液が勢いよく噴き出す格好になるし、快感を長く味わうことができる。

なにやらアルファベットな名称の筋肉でピンとこないかもしれないが、筋肉であることには代わりがないので、やはり常日頃から適度に使用してやらなければどんどん衰えていってしまう。

このためにいざセックス、もしくはオナニーした際に、オナ禁生活以前に比べると筋肉の衰えからくる早漏の状態になってしまう可能性があるというものだ。

これはあくまで筋肉の衰えなので、このPC筋を鍛えるトレーニングを併用しておけば問題にはならないがな。

女の子相手に興奮しづらくなってしまう

仙人

オナ禁による禁欲仙人生活が長く続くと、その余韻で勃起不全(ED)のような症状が出ることがある。

これは禁欲生活の影響で性的な感受性が鈍化してしまっているためなのかもしれないな。

オナ禁生活初期の頃は逆に些細なことでも発奮材料になってしまうのだが、ある程度長い期間オナ禁生活が続くようになると、今度は逆にささいなことでは性的な興奮を感じなくなってしまうという体験は俺にもある。

これはオナ禁によって性欲が落ち着いてきたことによる影響であって、一概にデメリットとは言い難い。考えようによってはこれはメリットにもなることだ。

以前だったら「少々微妙な外見の女の子」にも反応してしまっていただろうが、これが「いい女」にしか反応しなくなっていく。つまり「女を見る目が肥える」ということだな。

ま、物は言い様だ。

ただし、この性的な感受性が鈍化した状態がさらに進むと、もはや絶世の美女でも現れない限りに性的興奮を覚えることが無くなってしまうなんていう状態に至ってしまうかもしれない……まぁそんなことはないだろうがな。

性器が縮小してしまう(勃起率・硬度が下がる)

短小

男性ホルモンが減少してしまうことで性器の大きさが微妙に小さくなる可能性はある。

これは男性ホルモンが男性器の生育に関わっているためのことで、オナ禁することによって男性ホルモンの分泌を抑制してしまうと影響が出る可能性があるし、オナ禁によって性器を勃起させる機会が減少すると、それまで勃起時に性器周辺に血流が集中するなどしていた機会が減ることになるので、性器周辺の血管が伴って細くなっていく。

スポーツマンの腕の血管などが極太なのは知っていると思うが、それと同じように酷使する部分の血管は太くなっていくし、逆にさほど使わない部分の血管は細くなっていく。

勃起時には陰茎内部の海綿体と呼ばれる毛細血管群に血流が増加して膨らむわけだが、血管が細くなってしまえば勃起率が損なわれてしまうというのは理解できると思う。

勃起率の低下というのは勃起した時の性器の拡張率の他、勃起した性器の硬度も含んでいる。

オナ禁したことで一気に勃起性器が小さくなり、フニャフニャし出すわけではないが、長くオナ禁を続けた後に自分の勃起性器を見た時に違和感を感じる程度には影響があるくらいだ。

ただ、この血管が太くなる細くなるという反応は可逆的なものなので、オナ禁を終了させて、また勃起させまくる生活に戻れば元に戻る。

オナ禁生活中に一時的にでも勃起率低下の影響が出るのが嫌だというのなら、全身の筋肉を使うような運動をして、特に股間周辺の血流を増加させられるように鍛えてやれば良いだろう。

オナ禁99日目とオナ禁100日目の違い

オナ禁を100日達成したことで、こんな効果がありました!――というレポートを読んだことがあるかもしれない。

そのレポートや内容を否定するわけではないが、誤解が無いようにお願いしたいのは、オナ禁の効果の大本は『オナニーをしないことで身体を休める』ことにあるという点だ。

極端にオナ禁99日目とオナ禁100日目で大きな違いが生じるということは無い。

キリの良い日数(この場合100日)を目標にするのは分かりやすくて良いのだが、オナ禁を特定の日数達成させることで新しい効果が発生したり、それまでの効果が累乗的に増加していくなんてことは無い。

オナ禁効果はオナニー休息日の積み重ねによって、ほぼ比例的に増加していくものでしかない。

そしてオナ禁100日を完璧に達成した場合と、その途中で1度や2度オナニーしてしまった場合とでは、特筆するような違いは全く無い。

むやみやたらにオナ禁生活を長期化することに燃えるにも一興だが、そによってストレスを溜め込むくらいだったらサクッとオナニーをしてしまうのも悪手ではない。

自分の身体に応じたオナニーとの付き合い方を探るべき

アルコールの話しになるが、飲酒を続けてきた人が断酒してしばらくもすると、自分の身体の回復っぷり、快調っぷりに驚いたという話を聞く。

その喜びの余りに完全にお酒を断ってしまう人もいるくらいだ。

健康な生活の喜びというのは、身体の衰えを感じたくらいから急激に高まるものなのかもしれない。身体の老化を感じた人間が若さに固執するようになるのと似ているな。

そういった執着心が元でオナ禁生活の長期化に躍起になるのも理解できなくもないが、どうやっても取り戻せないものは取り戻せないし、諦めなくてはならないものは諦めなくてはならない。

手軽に試せるオナ禁生活だが、オナ禁することによるデメリットを考慮しながら、自分の身体に応じたオナニーとの付き合い方を模索する手段として貰えるのが最善と俺は思う。