バイブオナニーの危険性

バイブオナニーの危険性

今回はバイブオナニーの危険性、及び注意点について述べていく。

バイブオナニーの危険性や注意点については大きく二つに分かれていて、一つはバイブレーターの使い方に起因するもの。ピンクローターを除けば基本的にはオナニーグッズとして転用しているわけなのだから、使い方次第では身体に危険を及ぼすこともあり得るということだ。

もう一つはバイブオナニーによる身体への影響だ。

バイブレーターと言っても種類があるので、それらを紹介した記事の方に先に目を通して頂いてからの方が分かりやすい内容になっているので、ご留意頂きたい。

バイブレーターを水に濡らさない

機械製品なので水分は天敵だ。

とはいえ電源部分や基板、モーター部分を濡らさない限りはそう簡単には水分によるショート破損を起こさないけれどもな。

ただし気を付けて欲しいのが、コンセントから電源を取るバイブレーターを使用する際に、延長ケーブルを用いて浴室内で使用することだ。ましてや湯船の中で使おうものならショート破損どころか感電の危険性が高まるので厳禁だ。

浴室内でドライヤーを使用したために感電死したという事件がたまにあったりするが、これはバイブレーターでも同様の状況が起こり得る。ドライヤーとバイブレーターとでは消費電力に差があるので大丈夫だという短絡的な反論は無用だ。

根本のコンセントは共に100Vだ。

俺も仕事柄100Vで感電したことはあるが、伝導性の甘い状況だったので痺れる程度で済んだ。

しかしこれが湯船のような伝導性の高い状況でなら100Vでも致死性を孕んでくるので十分に注意しよう。

というか浴室で使うのは厳禁だ。

浴室で使うならピンクローターまでだ。

いきなり『強』で使用しない

ピンクローター程度であれば『強』で使っても刺激の程度はたかが知れているが、低周波マッサージ器などをオナニー用バイブレーターとして転用して使っている場合には注意が必要だ。

マッサージ用バイブレーターの場合には肩や腰などの筋肉を振動でほぐしてやることを目的としているので、指で触っただけでも敏感に感じる性感帯に対して『強』でいきなり使用してしまうのは強烈すぎる。

それでも人間の身体というのは慣れるものなので、まずは『弱』で使用しながら、やがてして『強』にするというのならば、それはそれで自己責任だが構わないだろう。

敏感な性感帯に対していきなり『強』で使用するのは刺激が強すぎてショック性があるから、という理由だけでなく、スローオナニーの項目でも述べたことだが、前戯・性感帯の開発という意味でもいきなり『強』で使用するのは俺はオススメしない。

バイブレーターを『弱』で使用したとしても刺激はそれなりに強いので性感帯開発の初手には向かないのだが、開発段階中期にもなるとバイブレーター『弱』の刺激がまるで『弱』の強さではないような甘美なものになっていくのだが……これはバイブレーターの危険性とは何の関係もない話しなのでここまでにしよう

使用する身体の箇所に気を付ける

これは特に身体の深部への刺激性を持つ低周波マッサージ器では気を付けなくてはならない。

性感帯の代表格である性器そのものに直接端子を貼り付けて使用してしまうと、これはかなりのショック性を発揮する。

別項でも語ったが、まぶたの上に貼り付けて眼球を刺激するようなことをすると、もはや一種の拷問器具と代わらないほどだ。

高周波マッサージ器・低周波マッサージ器に詳しい人なら、それらを眼に使用して視力回復を謳った治療法があることも知っているかもしれないが、それはあくまで眼の周りの筋肉に対してであって、眼球そのものに対して行うわけではないし、なによりも強さがまるっきり違う。

専門知識を持たずに低周波マッサージ器を眼球に使用した場合には、最悪は網膜剥離などを引き起こし、失明の可能性もある。

……低周波マッサージ器からは話が変わるが、

強烈電マ

こういった形状のバイブレーターで傘の柄の部分を股間に引っかけて遊ぶようなことをするのは止めておこう。

いろいろ痛い。

長時間使用しない・体力の限界に挑戦しない

機械製品は電力が供給され続ける限りは動き続けるものだ。

もちろん故障してしまったりした場合には動作を停止するが、そういった事案を除けば動作は連続的で、それは人間の体力と比肩するレベルではない。人間の体力など嘲笑うくらいに連続動作をするものだ。

SM系のAVでは全身を拘束した女性の股間にバイブレーターを装着して、そのまま何時間も放置するような描写がなされることがある。

連続して女性をイカせまくったらどうなるのだろうか?

女性の股間にバイブを押し当てて放置したらどうなるのだろうか?

そういった性の好奇心は大いにあるかもしれないが、ビデオ中の演出として語られるものと違って、現実でそれを行ってしまうのは肉体へのリスクが大きすぎる。

興奮して女性相手にやり過ぎてしまうことがあるので注意が必要な箇所だが、同じようにオナニーで自分に対してやり過ぎてしまうこともある。

手コキなどのオナニーなら自分の身体を動かすので疲労具合が防波堤になってくれるのだが、バイブレーターはこちらの疲労とは関係がなく動き続けてしまう。

過剰な性感は心臓に負担が掛かるので注意だ。

『膣内射精障害』への懸念

『床オナニー』などの強い刺激によるオナニー手法によって発生する障害として『膣内射精障害』が挙げられる。

普段のオナニーで強い刺激に慣れてしまったために女性の膣程度の刺激ではイクことができなくなってしまった状態のことを指す。

感じ方は人それぞれだが『床オナニー』の刺激の強さと比べても『バイブオナニー』の刺激の強さも良い勝負をするだろう。

ということでバイブオナニーを続けていると『膣内射精障害』の可能性はあるだろう。

一応念のためにここに記しておくので、気になる場合には一読しておいて頂きたい。

バイブオナニーの危険性・まとめ

感電することやショート破損させてしまう点について注意さえしてもらえば、実のところそれほど危険性はない。

というのも刺激が強すぎてすぐにイッてしまうことが多く、バイブレーターの使用は性的な快感を味わうのに趣がないので、飽きられてしまうことが多いからだ。

前戯の大切さを理解し、性感帯を育む事を意識しながらバイブレーターを扱えるようになればバイブオナニーは手軽で、刺激が強く、気持ち良いオナニー手法だ。

無機質なバイブレーターの扱いは、少々難しい。