気持ち良くさまざまな同人音声を楽しむために
同人音声とは? 催眠音声となにが違うのか
「同人音声」=「催眠音声」ではない。
たまに『同人音声』の全てが『催眠音声』と勘違いしている人がいたりもするな。
なまじっか『催眠音声』や『催眠オナニー』から音声作品の世界を知った場合などはそういう思い込みをしてしまうケースもあるだろうが、実のところは『同人音声』とは『催眠音声』を含めた全ての音声ジャンルをひとまとめにした呼び方になっている。
『催眠音声』や『耳かき音声』『耳舐め音声』『オナニーサポート』などは、全て『同人音声』の中の一つのジャンルに過ぎない。
別に『催眠音声』をダメだと言うわけではないが、『催眠音声』の場合には視聴環境が若干シビアで気を遣う。その点、他の音声ジャンルは視聴環境がルーズでも構わない。極端に言えば、街の中を歩きながら聴くことだってできてしまうくらいだからな。
『耳かき音声』や『耳舐め音声』ならちょっとした空き時間に視聴することもできるし、『ASMR』もそうだ。
別にベッドに寝転がって視聴しなくてはならないわけではなく、椅子に座って視聴したって十二分に楽しむことができる。
視聴中に電話が掛かってきて視聴を中断しても、またその後から視聴を開始したって問題にはならないしな。
さすがに『オナニーサポート』では射精を終えるまでは放っておいて欲しいものだが、まぁそれはそれだ。オナニー中のお邪魔虫の存在なんていつの世にもあるものだ。
さて、今回の記事では『同人音声』における各ジャンルを大雑把に、またそのジャンルをさらに楽しむためのポイントなどを付け加えながら紹介していきたい。
『催眠音声』については別記事があるので、そちらを参考に。
耳かき音声
女の子に膝枕されて耳かきをしてもらうシチュエーションと、その耳かきの音を堪能する作品ジャンル。
厳密に言えば耳かき音に対してフェチズムを持っているわけなので『ASMR』にも数えられるが、人気ジャンルなので『ASMR』の枠から自立して呼ばれることが多い。
基本的なスタイルは、前述の通り女の子に膝枕されて耳かきをしてもらいながら、女の子に話しかけられ、話や声を聴いている時間を味わうことになる。
耳かきの音が好きだという人もいれば、その女の子とのシチュエーションを楽しんでいる人もいるだろう。女の子の語らいがストーリー仕立てになっていて、ちょっとしたドラマ風になっているものもある。
耳かきの後ろについている梵天で耳の中をなぞられる物音もフェチ心をくすぐるものになっている。
そして最後に耳の中に女の子が息を吹きかける『耳フー』もポイントが高い。
背筋がゾワゾワっとしてくる感覚が最初は奇妙かもしれないが、慣れてくるとそれが心地良い。
耳かきがメインの音声作品はエッチなシーンが含まれていない全年齢向け作品であることが多く、また値段が安いものが多い。
気軽に試せるようになっているので、気が向いたら視聴みて欲しい。
一時的な傾向かもしれないが、「どんな女の子に耳かきをされたいか」という作品バリエーションで広がりを見せていたものが、「どんなモノに耳かきをされてみたいか」という作品バリエーションの広がりを見せるようにもなってきているのも面白いな。
たとえば軟体生物のスライムを綿棒に含ませた『スライム綿棒』による耳かきが楽しめる作品もあったりする。
または触手による耳かきなんてのも用意されている。
タコ娘(スキュラ)が可愛いのも特筆モノだが、触手を両耳の中に突っ込まれる感覚はなかなか新鮮であり、特異だ。
耳かき音声の良さを再確認できた作品として取り上げておきたいのが次のものだ。
耳という弱い部分を他者に預け、ひいては体全体を女の子に委ねてしまうという女の子への信頼(親愛)、女の子から感じる安心・包容感、そして身を委ねることによる脱力感・弛緩感を強く感じられた作品だ。
『毒針』という即死級の凶器を耳の中に突きつけられながらも、そんな状況を許容して、身を委ねてしまう感覚は耳かき音声ならではだと思うのだ。
ボイスドラマ風に耳かき音声を楽しむのはそれはそれで構わないが、純粋に「耳かきされることの何が気持ち良いの?」という質問に答える形で楽しむコツを語るなら、耳という弱い部分を他者にさらけ出す・委ねてしまうことの信頼感や安心感、そして脱力感を意識して聴いてみるのが良いと思うのだ。
耳舐め音声
どうせ舐めてくれるのなら耳じゃなくてアソコを舐めて欲しいと思うのが世の常だが、同人音声の世界ではアソコよりも耳を舐めてもらった方がよっぽどエロティックだ。
後述するがアソコを舐めてくれるフェラチオ音声も存在するが、人気の程は耳舐め音声に遥かに劣ってしまっているのが現状だ。
理由としては簡単に、同人音声は耳への音刺激で成り立っているものだから、耳を舐めてもらった方がより直接的だということだろうな。
耳を舐められる音から想像を膨らませるのは自由なので、想像力で補完してもらいたい。
『耳舐め』にだけ特化している作品というと少ないんだが、コスパぶっ壊れ優秀作品としてこちらも紹介したい。
耳舐め音声を楽しむコツは、「耳を舐められる」という特殊なシチュエーションを受け入れることと、舐め音をどのように解釈するかだろう。
舐め音をASMRとして楽しむのも良いし、別のどこかを舐められている音として想像力を働かせるのも良い。
フェラチオ音声
耳舐め音声の人気の影で存在感の薄いフェラチオ音声。
耳ではなく直接アソコを舐めることになるので、音の距離感が発生するのが常だ。バイノーラル録音などで距離感を演出しつつ舐め音を聴かせつつ、「おちんぽ」「大きい」「固い」「我慢汁」などなどの淫語を伴わせた演出になることが多いな。
また耳舐め音声と違ってフェラチオによる射精シーンも加えられていることが多く、精液を口内で受け止め、『ごっくん』の音を聴かせてくれるものもある。
耳舐め音声よりも性的な嗜好が強まるし、演出性の余地も大いにあるのでもっと賑わって欲しいジャンルであるが、フェラチオ特化の音声作品については、申し訳ないが俺も知らない。
以下に紹介していく音声作品も、フェラチオ要素があるというだけで特化作品ではないのが残念なところだな。
フェラチオ音声を楽しむためのコツだが、口内発射のフィニッシュシーンまで同期して楽しみたい場合には、フィニッシュまでの展開を先読みしつつフィニッシュシーンを合わせて行くのがポイントになってくるな。
セックス音声
やっぱりセックスシーンだって音声作品で味わいものだ。当然用意されている。
ベッドに横になって音声作品を視聴するのが多いということで、セックス体位については女の子が跨がって上になる騎乗位が多めだが、正常位でセックスを行うものもある。
女の子の喘ぎ声と性器交接部の淫靡な水音を堪能しながら、気分を盛り上げて射精シーンへと到達していきたい。
カウントダウンで射精タイミングを指示してくることは無く、一緒にイこうという誘い文句で女の子の絶頂の様子を聴きながらの射精となることが多く、ほぼほぼ全て中出しだ。
アダルトビデオなんかでも女の子の喘ぎ声などはいくらも聴けるわけだが、視覚に訴えるものがない分、音声作品の方が想像力に響くところがある。
たとえば男性器を挿入される時の女の子の様子などだ。
挿入シーンの臨場感のための声の演出が俺は好きだな。
セックス音声を楽しむ場合のコツは、そのつもりになってオナニーをする事だろうな。
手コキでオナニーしていっても良いが、オナホールなどを使用するのも考えてみたい。
オナニーサポート音声
オナニーサポートと一纏めに言っても、その内容はかなり幅広い。
手コキを指示する形でオナニーをサポートしてくれるものもあれば、乳首オナニーなどの特殊なオナニー手法の音声教材・実践教材のような作品もあるほどだ。
一昔であれば約30分ほどの内容で女の子に「シコシコ」と掛け声を出してもらったりするものが好まれていたけれど、最近では特殊なオナニー手法をサポートする作品の方が増えてきた傾向にあるように思う。
根強く人気なのは射精我慢系だったり、射精管理、寸止めの類いだ。
今回は一纏めに紹介していくが、細かい分類を知りたい場合にはオナサポ専用の別記事を読めれたし。
オナニーサポート系の音声作品を楽しむコツは視聴環境の整備にあると思われる。
同人音声は一般的にベッドに横になって聴くものと思われているが、サポートされるオナニー手法によってはベッドに横になっているばかりでは適わないものも少なくない。
ローションを大量に使用するスローオナニーではローションが乾いたり、垂れたりするので対応が必要だったりだ。
体を大きく動かしても視聴が途切れないようにするためにも無線タイプのイヤフォンを使用するのもオススメだ。
ASMR音声
ASMRの言葉の由来を辿ったりすると訳が分からないが、とりあえず今では『ASMR』=『音フェチ』ということで落ち着いているジャンルだ。
このASMRの世界の魅力をどう伝えたら良いのかというのはいつも悩む。
最終的には「聴いてみてくれ」としか言いようがないのだが、なにか特定の「音」を妙に聴き入ってしまうという経験があったりはしないだろうか?
たとえば犬や猫がエサを食べる時の咀嚼音なんかも無性に聴き入ってしまう。牛や羊なんかが草をムシャムシャ食べている音も、なぜか聴き入ってしまうものだったりする。
もちろんのこと、どんな音に聴き入ってしまうのかというのは人それぞれではあるのだが、『妙に聴き入ってしまう音に夢中になっている心地良さ』というのは、ある意味で簡単なトランス状態のようなものなのかもしれない。
これまで紹介した『耳かき』『耳舐め』もASMRに含まれるものだが、セックスシーンでの男女の性器から聞こえてくる淫靡な水音にもASMRとしての可能性があるし、ハードなフェラチオ(イラマチオ)による嘔吐き音もそうだろう。精液を口内発射した後に、女の子が喉を鳴らして「ごっくん」する音の様子もそうだろう。
これから紹介するASMR作品の多くは当たり前にある日常の音を扱ったものになるが、だからなおのことASMR・音フェチの世界を覗けるのではないだろうか。
ASMRを楽しむコツというのは、「音」自体の魅力というか、「音を聴くこと」ということに夢中になってもらうことだろうな。
高音質・ハイレゾ録音の作品がいくつも発売されていて、音質へのこだわりも強いジャンルなので音響設備にも投資してみるのも良いかもしれない。
添い寝・安眠音声
このジャンルは眠るための音声になる。
疲れていたり、ストレスによって眠りが浅かったりする時などに視聴してもらったり、普段から入眠前のリラックスに利用してもらったりすると良い。
ストレス下にいると体の筋肉や血管が収縮してしまいがちだが、そういったものを取り除いてくれる感覚にもなるな。
このジャンルの視聴ポイントといったら、そのまま眠れるように環境を整えておくことだろうな。
くれぐれも眠りすぎて翌日の予定に影響を及ぼさないようにしておきたい。
ささやき音声
「ささやき声」の魅力を取り上げないわけにはいかない。
もちろんこちらもASMRに含まれるのであろうが、女の子が耳元で「あなただけに聞こえるように」という意味合いで囁いてくれる感覚が心に潤いを与えてくれる。
か弱い女の子といった調子にも聞こえるので、保護欲を掻き立てられるというところもあるだろう。
このジャンルの視聴のコツは特にはないが、静かな環境で聴くのが好ましいだろうな……当然だが。
淫語音声
女の子にエッチな言葉(淫語)を口にさせるというシチュエーションを楽しむジャンルになる。
アダルトビデオや官能小説では淫語を聞かせてやることで女の子が恥ずかしがる様子を鑑賞するというものも少なくはないが、音声作品の場合には女の子自身が淫語を発することになる。
あまり淫語を語ることで恥ずかしがる様子はないので、「女の子が語る淫語を聞きたい」という人向けになるのだろうな。
こちらも視聴におけるポイントなどは特にない。
淫語を素直に聞いて楽しんでくれ。
罵倒音声
女の子から罵倒されて悦ぶための音声ジャンル。
マゾヒストな人達が大喜びで罵倒されててくれれば、それはそれで良いのだろう。
罵倒ポイントだが、「童貞」「早漏」「短小」「包茎」「屑」「不細工」「情けない」「みっともない」「男のくせに」「女に負けて」「年下の女の子の言うことを聞いちゃって」「負け犬のよう」「駄犬」……こういった罵倒言葉が多い。
我慢系のオナサポと組み合わされていることが多いので、なおのこと辛さを味わえるようになっていると思う。
同人音声ジャンルはマゾヒスト向けの作品が多い傾向にあり、今回のような罵倒についても「厳しければ厳しいほど良い」という視聴者が多いのだろう。
遠慮無く罵倒されることになるので、マゾっ気がない人には辛いかもしれないが、一度聴いてみるとその嗜好に目覚めることができるかもしれない。
罵倒音声を聴く際のポイントといえば、やはり怒らないことだろう。
そして罵倒文句の中に「童貞」や「包茎」をなじる言葉があった際に、それと異なる状況だったとしても聞き流してやることが肝要だろう。
悲鳴・苦痛(リョナ)音声
こちらは罵倒ジャンルに対して全く逆で、女の子が悲鳴を上げたり苦しんでいる様子を音で楽しむものになる。
腹パンをされた女の子が苦しむ様子や、喉まで達するイラマチオをされてしまった様子、さらには手足を折られたり、さらには……と状況を想像するに壮絶だが、あくまで声による演技となっている。
サディスト向きのジャンルで、一定のニーズが存在しているな。
このジャンルについても特に視聴ポイントはない。
好きなだけ悲鳴を聞いて、それで催してもらえれば良いだろうな。
オナニー実演録音音声
これまで紹介した音声作品の全ては全てが『演技』であったわけだが、このオナニー実演ジャンルについてはその点でリアリティがある。
イメージを膨らませるにしても、他のジャンルよりも直接的なのでまどろっこしさが無いのも特徴的だろう。
女性器から聞こえるクチュクチュ音や、本気の絶頂の様子などがしっかり伝わってくる。
ただ単純なオナニー風景というわけではなく、なにかしらのオナニー指示を受けて、それに基づいてオナニーをしていることが多いように思う。
バイブ機能付きディルドゥでオナニーをするだとか。
ディルドゥに搭載されたバイブ機能の動作音も当然リアルだし、それが膣内でくぐもった音になるのもリアルに聞こえてくる。
このジャンルを楽しむためのコツというものも特にないので、好きにオナニーのお供にしてあげて欲しい。
その他
どのジャンルに区分けすれば良いのかわからないマニアックな作品というのも、たまにチラホラ出現する。
音声ジャンルの幅はまだまだ広がっていけそうだと思っているので、分類のしづらい作品にも注目しておいて欲しい。
気持ち良くさまざまな同人音声を楽しむために まとめ
今回は大雑把に同人音声の各ジャンルを紹介させてもらった。
各ジャンル、もっともっと突き詰めて紹介していきたいと思うところもあるので、今後、各ジャンルごとの紹介記事を設けていきたい。
冒頭でも述べたが、『催眠音声』も同人音声の一つのジャンルとして数えられるものになっている。
ジャンルごとに視聴環境は異なってくるだろうし、その点も含めて同人音声の幅の広さを感じて貰えたらと思う。
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